用語解説2026.10.14 更新

真太陽時と節入り — 推命ノートの暦計算

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命式の結果画面の下に「万年暦準拠・節入りは分単位で計算しています」という一文を置いています。この記事は、その一文の中身の説明です。読み終えるころには、サイトによって結果が違う理由と、推命ノートがどこまで細かく計算し、どこで割り切っているかが見えるはずです。

サイトで結果が違う理由

別のサイトで同じ生年月日を入れたら、月柱が違って出た。入力を疑って確かめても、やはり違う — そんな経験はないでしょうか。多くの場合、どちらかが誤っているわけではありません。暦の区切り方と、時刻の物差しが違うのです。

結果を分ける要因は、大きく2つあります。ひとつは月の区切り — 節入りをどの精度で扱うか。もうひとつは時刻の物差し — 時計の時刻をそのまま使うか、太陽の動きに合わせて直すか。この2つは計算の土台なので、ここが違えば上に載る読みも変わります。だから見るべきは、どちらが当たるかの言い合いではなく、どう計算したかを開示しているかです。この記事は、推命ノートの側の開示です。

節入り — 月の区切りは太陽が決める

四柱推命の「月」は、カレンダーの1日から始まりません。旧暦のついたちでもありません。太陽の位置で切り替わります。1年を24に分けた二十四節気のうち、立春・啓蟄・清明…と続く12の「節」を太陽が通過した瞬間 — これが節入りで、立春で年の柱が、各節で月の柱が替わります。

節入りの日時は、年によって日付も時刻も動きます。推命ノートは天文計算で各節の通過日時を分単位まで求め、日付は国立天文台が公表する暦要項と突き合わせて検証しています。結果画面に「立冬 11月8日 1:37 — この日から亥月」のように節の具体的な日時を出しているのは、この計算をそのまま開示しているからです。

たとえば

ある年の立春が2月4日だったとします。前日の2月3日生まれは前の年の柱と丑月、当日の2月4日生まれは新しい年の柱と寅月 — 一日の差で、年柱と月柱の両方が変わります。節入りの当日に生まれた方は、出生時刻を入れていただければ節入りの時刻(分単位)との前後で読み、時刻がわからない場合は新しい節の側で読みます。通過時刻は命式画面に開示しているので、境目の方はご自分で確かめられます。

ですから、節入りの日の前後に生まれた方は、サイトごとの差がいちばん出やすいところにいます。どちらが正しいという話ではなく、規約の違いです。推命ノートは、出生時刻がわかれば節入りの時刻と比べ、節入りより前の生まれなら前の節の側で読みます。時刻がわからないときは節入り当日を新しい節の側に倒し、通過日時を画面に開示しています。日付だけで判定するサイトとは、当日生まれの方でだけ結果が分かれます — 月柱が食い違ったら、まずご自分の生まれが節入りの近くかどうかを確かめてみてください。

真太陽時 — 時計の正午と太陽の正午

「生まれは朝の9時ちょうど」— その9時は、時計の9時であって太陽の9時ではありません。日本の時刻は、東経135度(兵庫県明石市のあたり)の太陽を基準にした、全国一律の標準時です。けれど太陽は、東の土地から順に昇っていきます。時計を合わせるために、各地の太陽の時刻のほうがずらされている、と言ってもよいでしょう。

ずれの大きさは、経度1度あたり4分。たとえば東京は明石より東にあるので、太陽の動きは時計より20分近く先を行きます。西の福岡では、逆に20分近く遅れます。時柱は2時間ごとの区切りなので、この数十分のずれは、境目の時刻に生まれた方の時柱を変えることがあります。

もうひとつ、季節による揺れもあります。太陽の南中は一年を通して一定ではなく、時期によって時計から数分〜十数分前後します(均時差と呼ばれます)。推命ノートは、出生地を入れていただいた場合に経度のずれと均時差の両方で時刻を「太陽の時刻」に直し、何分補正したかの内訳を結果画面に表示しています。

この補正は任意です。出生地を入れなければ、時計の時刻のまま計算します。補正で日付が変わる場合は、日柱と時柱を補正後の日付・時刻で引き直します。年柱と月柱は、節入りという太陽の通過の瞬間との前後で決まるため、補正前の日本の標準時のまま比べます — 土地の時刻に直しても、太陽が節を通過した瞬間そのものは動かないからです。

あなたの生まれは、境目の近くではありませんか。
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どこまで細かく、どこで止めるか

精度の話は、どこまでも細かくできてしまいます。推命ノートは、止めどころも開示します。出生地は都道府県までとし、県庁所在地の経度で代表させています。県内の東西差は大きくても2分ほど — 2時間刻みの時柱には実用上十分で、市区町村まで求める意味が薄いためです。なお、1948〜1951年の夏時刻(サマータイム)の期間に生まれた方は、当時の時計が1時間進んでいたため、1時間戻した日本の標準時で計算し、そのことを画面に表示します。

出生時刻がわからない場合は、仮の時刻では計算しません。時柱を除いた三つの柱で読みます。適当な時刻を置いて四柱に見せかけるより、三柱を正直に読むほうが、読みの土台としては確かだからです。母子手帳などで後から時刻がわかったら、結果画面の追加入力からいつでも計算し直せます。

細かい話を並べてきましたが、精度は不安の種ではありません。ほとんどの方にとって、補正で柱が変わることはないからです。効いてくるのは、節入りの日や時柱の境目の近くに生まれた方 — その方々の柱を取り違えないための作法です。読みの当たり外れを競う前に、土台を揃える。推命ノートの暦計算は、その一点のためにあります。

よくある質問

Q. 他のサイトと月柱が違って出ました。どちらが正しいのですか?

A. まず、ご自分の生まれが節入りの日の近くかどうかを確かめてください。どちらが正しいという話ではなく、規約の違いです。推命ノートは、出生時刻が入っていれば節入りの時刻と比べて月柱を決め、時刻がわからないときは節入り当日を新しい節の側に倒します。時刻を入れずに当日生まれの場合は、時刻で切り替える計算と月柱がひとつ分かれることがあります。節の通過日時は結果画面に表示しているので、ご自分の生まれとの前後関係をその場で確認できます。

Q. 出生地を入れると何が変わりますか?

A. 時柱の計算に使う時刻が、時計の時刻から太陽の時刻に変わります。経度のずれと季節の揺れを合わせた補正で、何分動かしたかの内訳は結果画面に表示します。境目の時刻の生まれでなければ、時柱は変わらないことがほとんどです。入力は任意です。

Q. 出生時刻がわかりません。占えませんか?

A. 読めます。推命ノートは仮の時刻を置かず、時柱を除いた三つの柱で命式を組みます。性格の核や五行のかたよりは三柱でも十分に読めます。時刻が後からわかった場合は、結果画面の追加入力欄から時柱を足して計算し直せます。

読み終えたら、自分の命式で。
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